努力を誉めて、能力や結果を誉めない?!子供の伸ばし方で覚えておきたい話

ムスメの発達グレー問題から、今までなんとなく出来るだろうと思っていた「子育て」の難しさを思いしり、色々と勉強をしたいと思い始めました。

 

今日は、なるほど!!!これは是非実践していきたい!!!と思った話。

知ってるよ!当たり前だよ!と思った方、、、すみません。

 

「努力」を誉める意味

 

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スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエックさんが研究を行ったそうです。

とても解りやすくまとまっていたので、研究の内容は下に貼っておきます。

まずは、ざっくりとした私の解釈で失礼します。

 

パズルをやって「賢さ、才能」を誉められた子は、失敗を怖れるようになり、簡単な問題を次に選ぶようになる。また難しい課題を与えられると、途中で挫折をしてしまう。

 

一方、「努力」を誉められた子は、努力することを肯定され誉められたことで、更に難しい問題にチャレンジし、失敗を怖れずに取り組むことが出来る。

 

 

ふむふむ。

 

確かに、結果を誉められて、「あなたは天才!頭がいい!なんでも出来る!!!」と言われてしまうとそれがプレッシャーになってしまいますよね。

 

子供は純粋なので、誉められることが嬉しい!誉められたい!と思うと失敗を嫌がって挑戦出来なくなってしまうようになるんだなと思いました。

 

一歳児って毎日たくさんチャレンジしているんですよね。

こんなこと考えてもみなかったけど、、、

 

 

 

今、ムスメは色々なことにチャレンジしています。

 

パズル、お絵かき、シール、着替え、階段、ジャンプなどなど。

そう思うと、私たちとは違って1日のほとんどは出来ないことに挑戦していたんですね。

 

↑これに気付いてなんだか申し訳ない気持ちになりました。

 

 

自閉症が疑われてから、出来ないことばかりに目がいってしまうのですが、挑戦していること、その努力を毎日毎日誉めてあげようと心に決めました!

 

 

 

この研究を行った方の本があるそうです。

ちょっと読んでみようと思っています。

 

 

マインドセット「やればできる! 」の研究

マインドセット「やればできる! 」の研究

 

 ↓電子書籍版もありました。↓

 

 

以下に記事の引用元を載せておきます。

まずは、最初の生徒たちにまた別のテストを2種類与え、生徒たち自身に
どちらか好きなほうを選ばせた。ひとつは最初のものより難しいパズル
だが、やればとても勉強になると説明された。

もうひとつは、最初のものと同様の簡単なテストだ。努力をほめられた
子どもたちは、90%近くが、難しいほうのパズルを選択した。一方、
賢さをほめられた子どもたちは、ほとんどが簡単なほうのテストを
選んだ。

ドゥエック氏によると、知性をほめられた子どもは、自分を賢く
「見せる」ことに気持ちを向けるようになり、間違いをおかすリスク
をとれなくなるのだと説明している。

次に、もっと難度の高いテストが与えられた(5年生に対して8年生
向けのテストが与えられた)。賢さをほめられた生徒たちはすぐ挫折
してしまったが、努力をほめられた生徒たちは、このテストに熱心に
取り組んだ。

そして、このテストを受けた後で、両群の生徒たちは、成績が自分より
低かった生徒と高かった生徒のうち、どちらかのテスト用紙を見る
選択肢を与えられた。

賢さをほめられた生徒たちは、ほぼ全員が、自分よりテストの出来が
悪かった生徒と自分を比較することで、自尊心を強化するほうを選んだ。
これに対し、努力をほめられた生徒たちは、自分より成績のよかった
テストを見るほうを選ぶ確率が高かった。彼らは失敗を理解し、
失敗から学び、よりよい方法を編み出したいと思ったのだ。

最後に、最初のテストと同様の難易度であるテストが行われた。努力を
ほめられた生徒たちは、テスト結果が有意に上昇し、平均スコアが30%
伸びた。彼らは、たとえ最初は失敗しても挑戦することを望んだので、
より高い成績を得たのだ。

この結果をさらに際立たせるのが、最初にランダムに「賢い」グループと
された生徒たちのスコアだ。こちらは前回から20%近くも低下した。
失敗の経験でやる気をくじかれた「賢い」生徒たちは、実際に退歩
してしまったのだ。

引用元:http://social-design-net.com/archives/2841/